秋だし本を読もう

涼しくなってきたから…というか、なんで予約したのかももう忘れたぐらいずーっと前に図書館に予約入れていた本がようやく順番まわってきたので読み始めた。これが面白い!
さらに予約している本も。

ただいま読書中

メイフェアの不運な花嫁 英国貴族の結婚騒動 (ラズベリーブックス)
M.C.ビートン
竹書房
売り上げランキング: 29,057

ミステリーめいてたので、ミステリーだと思ってたがどうやら違ってた。そもそもラズベリーブックスとはハーレクイン的なラインナップのレーベルっぽい。
舞台は1807年、兄の遺産をあてに放蕩を続けてすっかり一文無しになった落ちぶれスコットランド人元弁護士シンクレアに遺されたのは兄の被後見人の美しいがいつもぼんやりとしている若い娘のフィオナだけ。途方にくれるも「ロンドンの社交シーズンでは、きれいな顔さえ持っていれば、欲しいだけの金と結婚できる…」一発逆転を狙ってロンドンへ出向き高級住宅街メイフェアに家を借り、フィオナを社交デビューさせ、あわよくば貴族と結婚させようと画策。しかしその家は誰も借りたがらない曰くつきの不幸の屋敷で…。
物語は社交シーズン中の貴族たちのあれやこれや、そこに割って入ろうとする欲にかられて空回りばかりのシンクレア氏の必死の婚活、どこか謎めいたフィオナ、そしてお屋敷に常勤している執事と個性豊かな8人の使用人たちの思惑とが入り混じり進んでいく。
「ダウントン・アビー」ファン必読の、と紹介文にあるが、内容は全然違う。ただお屋敷の「上の階」と「下の階」のせめぎ合い、みたいなものは通じるものがなくもない。
まだまだ序盤だがフィオナ嬢の「ぼんやり」は演技なのか何なのか…ミステリー的要素を感じてなかなか期待が持てる。
著者のM・C・ビートンはミステリーも書く人気作家。この作品もシリーズで6作まであるらしく、この本ではそのうち2作が収録。次の翻訳も楽しみである。

図書館に予約中

ありふれた祈り (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ウィリアム ケント クルーガー William Kent Krueger
早川書房
売り上げランキング: 76,821

あの夏のすべての死は、ひとりの子供の死ではじまった――。1961年、ミネソタ州の田舎町で穏やかな牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉、聡明な弟とともに暮らす13歳の少年フランク。だが、ごく平凡だった日々は、思いがけない悲劇によって一転する。家族それぞれが打ちのめされもがくうちに、フランクはそれまで知らずにいた秘密や後悔に満ちた大人の世界を垣間見るが……。少年の人生を変えた忘れがたいひと夏を描く、切なさと苦さに満ちた傑作ミステリ。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作!

きっとただのミステリーでなく切ない少年の成長物語な予感、映画になりそう。

東京23話 (一般書)
東京23話 (一般書)

posted with amazlet at 15.09.15
山内 マリコ
ポプラ社
売り上げランキング: 27,374

山内マリコ著書だし読んどこう。23区の擬人化、それぞれのお喋り。

愛を返品した男 物語とその他の物語
B J ノヴァク B. J. Novak
早川書房
売り上げランキング: 11,890

俳優・監督でもあるB J ノヴァクの初の短編集。装丁かっこいい。

ミス・ブロウディの青春 (白水Uブックス)
ミュリエル・スパーク
白水社
売り上げランキング: 65,044

1960年代に発表された作品の復刊。映画化もされているらしい。なんと主演はマギー・スミス!
1930年代のスコットランド・エディンバラ、女子学園を舞台に教師ジーン・ブロウディと彼女を崇拝する少女たち。純粋無垢の少女たちが成長とともに変貌し崇拝から徐々に変化し…といった感じのガールズ小説。期待。

2013年5月の読了本

今月読んだ本をリストとひとこと。

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

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新潮社 (2012-07-01)
売り上げランキング: 1,228

映画は観たけど、原作は読んでいなかった人気作家の人気作。

首相暗殺の犯人の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇。次々と想像がつくようなつかないような展開になり、読んでるこっちも「逃げ疲れ」してく感じ。

あまりにも非情で辛い部分もあるが、そこは伊坂作品、ちゃんと「回収」していく。ドンドン読み進めてしまった。

 

9th Note/Senri Oe I 憂鬱のはじまり。: 1 (カドカワ・ミニッツブック)
ブックウォーカー (2013-03-28)
売り上げランキング: 1,111
9th Note/Senri Oe II 痛み分けはジャズの味: 2 (カドカワ・ミニッツブック)
ブックウォーカー (2013-04-25)
売り上げランキング: 739

80〜90年代に人気ポップシンガーだった大江千里が、齢50にしてジャズミュージシャンを目指し、今までのキャリア――すべてをすて、愛犬”ぴ”と共にニューヨークで音大生としての生活を始める。音大入学のすったもんだ、入学してからの想定外のあれこれ。内容もだけれど文章がとにかく読みやすい!「3」も出てたので購入。ミニッツブックだけあって1冊あたり20分ほどでさらりと読める。

 

フットボールサミット第11回 FC東京は強くなれるか?本当に強くなるために必要なこと
『フットボールサミット』議会
カンゼン
売り上げランキング: 46,804

サッカー雑誌フットボールサミットのFC東京特集。首都チームではあるがビッグクラブにはなりきれず、十分な戦力を備え、魅力的なパスサッカーを標榜するFC東京だが戦績はまだまだ。「惜しいチーム」から抜け出すには?選手インタビューやクラブ創設からの変遷、応援番組の裏側などたっぷりな一冊。個人的に興味深かったのが他チームの番記者による「FC東京攻略法」。中にいるとわからないことが知れるのは耳が痛いながらも楽しい。

 

王妃の帰還

王妃の帰還

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柚木 麻子
実業之日本社
売り上げランキング: 288,959

最近のお気に入り作家柚木麻子の割と最近の著書。主役は都内お嬢様校の女子中学生。

趣味趣向や生活スタイル(?)に合わせた「グループ」に分かれて絶妙のパワーバランスを保ちつつ学校生活を送る彼女たち。しかしそこは女子、恋愛沙汰が絡んできてそのバランスが崩れてしまい…という話。さまざまなグループが入り乱れ、駆け引きによって勢力図がコロコロ変わっていく様はひとつの国のよう。当人たちは「居場所」を必死で探したり作ったり。それが人生のすべてであるかのように。その奮闘ぶりが実に可愛らしくしたたかだ。

終点のあの子」が女子高生のそのような話であったけれど、ひとつ前のこの世代ではもうちょっとさわやかで希望があるように描かれる。

著者曰く「中学生くらいの年代に向けて書いた」らしい。なるほど。

 

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂 幸太郎
祥伝社
売り上げランキング: 3,848

Kindle でセールだったので、伊坂幸太郎だし…ということで購入。普通に面白く読めたが、好みじゃなかった。

また改めて読んだら気に入るだろうか。

 

終点のあの子 (文春文庫)

終点のあの子 (文春文庫)

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柚木 麻子
文藝春秋 (2012-04-10)
売り上げランキング: 78,903

王妃の帰還」を読んで、読みたくなったので再読。やはり巻頭の「フォーゲットミー、ノットブルー」がパンチが効いていて救いがないようなあるようなところと「二人でいるのに無言で読書」のほんわかしたところと。そうそう、人って他人に見せてる一面だけじゃないよ、わかるよというのを再認識。これを学生時代に読んでいたらどうだったろう。

 

透明ポーラーベア/I LOVE YOU (祥伝社文庫)
祥伝社 (2013-03-22)
売り上げランキング: 101

漠然と何かが読みたくて購入。男性作家による恋愛短編集のうちの一編。いろいろ遠回しなところが伊坂幸太郎らしい。

 
5月は短編が多め。外国作品がゼロ。数ヶ月前に図書館にリクエストしてる本はそろそろだろうか。

2013年4月の読了本

今月読んだ本をリストとひとこと。

誰も知らなかったココ・シャネル
ハル ヴォーン
文藝春秋
売り上げランキング: 180,581

フランスの超有名ブランドシャネルの創始者ココ・シャネルがドイツ占領下のフランスでナチスのスパイだった!?という衝撃的な内容。事実はどうだったのか、理由は何か?当時の膨大な資料を基にした評伝。

当たり前だけど政治的歴史的な記述がめちゃくちゃ多く、言葉が難解で読むのに苦労、でもシャネルファンとしてはかなり興味深い内容だった。

 

マリッジ・プロット

マリッジ・プロット

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ジェフリー ユージェニデス
早川書房
売り上げランキング: 6,000

感想はこちら

 

長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))
早川書房 (2012-08-01)
売り上げランキング: 500

ハードボイルドの傑作。読んだことがなくちょうどKindle版セールをしてたので購入。
ミステリーとしては大どんでん返しがあるでもなく、古い作品ではあるけれど登場人物の振る舞いがいちいちカッコよくて古くささを感じさせない。映画のシーンのような細かなエピソードが次から次へと出てきて痺れる。何度か読みたい。

 

ドラママチ (文春文庫)

ドラママチ (文春文庫)

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角田 光代
文藝春秋
売り上げランキング: 124,087

友人に借りた本。何かを「待つ」女性ばかりが主人公の短編集。角田光代著書はいつだって居心地が悪かったり、なんとなくどろっとしたものをわざわざ掘り返すところがあるけれど、それがなぜか目が離せない。やっぱり読んじゃう。

 

みどりの月 (集英社文庫)

みどりの月 (集英社文庫)

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角田 光代
集英社
売り上げランキング: 686,540

これも友人に借りた本。実はこの作品はどの本より苦手だった。あんまり共感できなかったからかも。

 

そういえば本の記録用にブクログを使ってるのですが、記録しておけば月ごとに何読んだかがわかるようになっていて、あとで見返すとなかなか良いかもと思った。今月は記録しそびれていたのもまとめて記録してたので変なことになっている(読了29冊!)のだけど、記憶ベースで抜き出したのが上記5冊。
来月からきちんとつけようと思った。