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ソニー

SONNY/ソニーニコラス・ケイジ初監督作品、『ソニー』。
『スパイダーマン』のヘタレのほう、ジェームズ・フランコはつくづく「負のヒーロー」が似合うのだなぁと思いましたです。悩み顔?なんていうかちょっと陰のある感じで。
ソニーは母親も娼婦、歓楽街の娼館で生まれ育って12歳には男娼デビューし、軍に入るまでは人生はそのまま続くはずだった。ちょっと外の世界を見て「これじゃいかん!」と目覚めちゃう。でも世間様の目は厳しいし、なにより自分にその素養(土壌?)が備わっていなかった。何気ない普通の人の行動も、その(ソニー自身の)「特殊なフィルター」にかけてしまって捻じ曲がって観えてしまったこと。それは本人が一番ショッキングだったであろうと思う。
原作は60年代の物語だったそうだけど監督が思い入れの深い80年代に舞台を移し、その時代独特の「うかれ感」も再現。なかなか良かったと思うけれど、あんまり人は入ってなかったなー。
レビュー:ソニー

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