ノルウェーの田舎、年老いたひとり暮らしの男のもとへ、 スウェーデンの台所研究所から調査員がやってきた。独身男性の台所での行動パターンを観察するためだ。被験者と調査員 の間には「互いに会話をしてはならない」「いかなる交流をもってはならない」などのルールが決められていた。その日か ら、男の平穏な生活には少しずつ変化が生まれていく…。北欧発の人間ドラマ。
(ル・シネマ上映作品紹介より)
日曜日の渋谷はさすがに混んでて、この映画も封切ったばかりということで早めに整理番号をとりに行く。
ル・シネマはただでさえ席が狭いのに満席で賑々しい。姿勢がよすぎる前の人(男性よりアタマが出ているんだもの・・・)のアタマが多少気になったものの、ところどころにちりばめられたユーモアたっぷりのシーンでは映画館中で「あはは」「わはは」とみんなで笑ってなかなかいい雰囲気でした。ル・シネマにしては珍しく男性客も多かったのも印象的でした。
映画自体は北欧のガンコ親父とカタブツ調査員の一騎打ち・・・じゃなくて本人真面目にやってるのに笑えてしまったり、ガンコ親父の意地の張りっぷり等々の可笑しな部分と、「それでなんでこんなことやってるの?」と自身の人生感を省みるちょっぴり感動的な部分とがバランスよく詰め込まれたなかなかの秀作でした。
北欧でもフィンランドとノルウェーじゃぜんぜん違うのね。
Review – キッチン・ストーリー