作品はというと、さすがコーエン作品らしいファーストショットにニヤリ。:wink:
が、しかし…宣伝と公開のしかたがイマイチ地味だったものの作品自体は面白いに違いない!と思って行ったわけですが、ちょっと物足らなかったのは事実で、それは宣伝文句の所為だったかもしれないし過度な期待の所為だったかもしれません。とはいえそのへんを差っ引いて考えればなかなか面白かったと思います。
天才的知能犯「教授」が率いる犯罪エキスパート集団と信心深い老婦人の対決。コーエン兄弟お得意の南部ネタ(のんびりとした田舎風景といい意味でちょっと時代錯誤的な信心深い人々、そしてゴスペル!)をたっぷりと堪能。皮肉めいたラストとその平和加減がなんとも絶妙でしたのでした。
天然かと思わせるイルマ・P・ホールお婆さんが圧巻。ユーモラスな風貌に真面目でロマンチック(そして上品!)なマンソン夫人を魅力たっぷりに演じています。ちょっと反則な彼女の寝姿は忘れられない。:shock:
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