二人の若者が砂漠のドライブの途中に、休憩のために車を降りる。明らかに親しい友人どうしのふたりの名前は不明だが、彼らは何かドジった時には仲間うちの造語でお互いを「ジェリ?」と呼び合い、ダサい物事や行為も「ジェリ?」と呼ぶ。軽い散歩のつもりか、けもの道のような小道を無造作に歩き始めたふたりは、気づいた時には、荒野で道に迷うという危機的にジェリ?な事態に陥っていた。

ジェリー デラックス版エレファント』の公開も記憶に新しいガス・ヴァン・サントがその『エレファント』のモチーフとしたという実験的映画『GERRY』。
小競り合いまじりの軽い会話と相反して、いつの間にか絶望的な危機的状況に陥ちていく2人を延々とカメラは追っていく、気が遠くなるほど長い長いドリーショット(移動ショット)。
たわいの無い無意味な会話と美しいほどに過酷な自然の一見不釣合いな調和が、観ているこちらを魅了していく。ほとんど物語といった物語は存在しないものの、たぐいまれな映像力と衝撃的なラストに圧倒。

この作品、出演はマット・デイモンとベン・アフレックの弟ケイシー・アフレック。彼らは監督とともに3人共同で脚本・編集も兼任している。ケイシーの兄ベンもそうだけれどマット・デイモンも映画を作らせたらナカナカなのがいつも関心してしまう。役者としては「うーん・・・」なときが多いのだけど。:bored:

1件のコメント

  1. 「ジェリー」 GERRY
    ライズXで観るのは初めて。その前はX’s bar(クシャンズ・バー..で読み合ってたのか?)ってバーで12年くらい前くらいにたまに飲んでたところ。その後ここ数年はレオス・カラックス…

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