例年になく、日本映画にヒット作が頻発した04年だが、上位の10作品がほぼ固まった。1位はもちろん「ハウルの動く城」で、興収200億円以上が確実、以下2位「世界の中心で、愛をさけぶ」、3位「いま、会いにゆきます」と東宝作品が上位を独占している。
結局、東宝一人勝ちだったようです。今年も。10作品中5作品はアニメ、「ハウル?」以外はテレビアニメ番組の劇場版(ポケモン、ドラえもん、コナン、ワンピース)。なーんかちょっと淋しい。バカにするわけではないけれど原作やテレビ人気に引っ張られてる感は否めない。
ともあれミニシアター上映での小ヒットはそこそこあったと思います。『下妻物語』とか『誰も知らない』とか『茶の味』とか『ジョゼと虎と魚たち(未見)』。ミニシアターだったり上映館数も少なかったので、それなりに混んではいたし、けっこうロングランしてたし。
来年も職人系(なんとなくそんな感じなので)のミニシアター邦画がまたまた元気で、大作はそこそこ横這いな予感。
ミニシアターファンとしては嬉しい限りだけれど、それじゃ商売としては成り立たないんだろうなぁ。