いまさらながら、2004年ベストを選んでみました。
淡々とした作品ながら鑑賞後の衝撃が妙に心に残ってます。
物語の細かい部分はさすがに覚えてはいないけれど、ショッキングなモチーフを冷静に追いかけるカメラで撮ったありふれた日常の中の凶行。そのショットの美しさが物語の残酷さを逆に浮き彫りにしている。
監督のメッセージがまっすぐに伝わってくる、こういう作品を観ると単なる娯楽ではない映画の存在意義のようなものを感じて嬉しくなるのです。
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以下は次の通り。
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ベストには入れていなかったものの今年の収穫はなんといっても日本未公開だった過去のオタール・イオセリアーニ作品を一気に観られたこと。どの作品もユーモアとちょっと大人っぽい毒のある素敵な作品ばかりでした。(レビューのリスト)
今年いちばんの期待作はガエル・ベルシア・ベルナル主演のペドロ・アルモドヴァル監督の新作『バッド・エデュケーション』(海外公式サイト)です。春公開!