伝説的オペラ歌手マリア・カラスの謎の晩年を描いたフィクション。
海運王オナシスとの別れ、全盛期に酷使した喉のため声(高音)を無くし、隠遁生活を送るカラスに、かつての仕事仲間であるプロモーター、ラリーが、カラスの全盛期の録音を使い、カラス主演のオペラ映画を製作する企画を持ってくる。疑問を持ちながらも挑むカラスは復活したかのように見えたが・・・。
なんといってもカラスを演じるファニー・アルダンに尽きる作品。
ON(表に出る)とOFF(隠遁生活)の顔つき、オーラがまるで違う。そしてカール・ラガーフェルドのデザインによるシャネルの衣装、その着こなしには惚れ惚れ。見せ場である劇中劇「カルメン」のシーンで唄い踊るアルダンは圧巻。さすがです。
ストーリーは割とありきたりで特にぴんと来なかったけれど、ファッション、音楽はかなり堪能できます。目と耳の保養にはもってこいの1本。
作品データ
タイトル | 永遠のマリア・カラス |
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監督 | フランコ・ゼフィレッリ |
キャスト | ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズ、ジョーン・プロウライト |
製作国 | イタリア、フランス、イギリス、ルーマニア、スペイン |
製作年 | 2003 |
ジャンル | LOVE,ヒューマン |
備考 |