『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』ひさびさに恵比寿ガーデンシネマでの鑑賞。久々とはいえ、ここの映画館はヒット続きで１本をロングランでやってることが多いので、前回行った時（昨年11月）に観た『モーターサイクル・ダイヤリーズ』はまだまだ上映中。
この『イブラヒムおじさん?』のほうもけっこう長くやっていて、とうとう今週金曜で終わってしまうこともあってか満席で立ち見まで出てました。

60年代のパリが舞台、ユダヤ人父子家庭の男の子モモとアラブ系雑貨店のイブラヒムおじさんの友情物語。
母が家出し、父子関係がうまくいっていないためどこか冷め切った少年モモ、トルコから来て単身で雑貨店を営むイブラヒムおじさん。いつも仏頂面のモモにおじさんは「笑ってごらん」と諭します。人がどうであれ、自分がどうあるかが大切なのだと。
音楽がなかなか印象的で、当時フランスで大ブレイクしたというアメリカン・ポップスとロックンロール、それをベースにしたフランス版ロックンロール「イエイエ」が全編でゴキゲンに流れまくり。
物語は重く、辛いところも多々あるけれどゴキゲンな音楽や洒落っ気もたくさんあってバランスのとれたいい作品でした

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