ハーバード・ロー・スクールを優秀な成績で卒業したエルは大手法律事務所に勤務。しかし営利追求型の事務所と動物実験に関しての見解の相違でクビ。事務所側の「法律が変わらないと無理」の言葉に一目散にワシントンDCを目指す。
強引な展開、あり得ないキャラクタ設定など、ツッコもうと思えばいくらでもあるのですが、そういうのは野暮!と思わせてくれる「エル・パワー」。
あの根拠のない自信とポジティブな姿勢がなぜか嫌味がなく、気持ちよく感じてしまうのが不思議。
前作では「金髪=アタマが弱い」というのをくつがえすべく邁進したエルが、今度は「ワシントンの常識(世間の非常識)」をエル流の解釈で切り崩す。
ぱっと見て「穴」がないようなガチガチの通論でも、ちょっと角度を変えれば答えが見える、というのは観ていてけっこう気持ちいい。それをファッションやビューティの方角からやる、というのだから女子にはけっこうツボなんじゃないでしょうか(私にはツボでした)。
前作同様にピンクピンクでド派手なファッションも奇抜というよりはちゃんとお洒落で、なかなか素敵。ワシントン仕様にちょっと大人っぽくなってたりしてます。
作品データ
タイトル | キューティ・ブロンド ハッピーMAX |
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監督 | チャールズ・ハーマン=ワームフェルド |
キャスト | リース・ウィザースプーン、サリー・フィールド、ボブ・ニューハート |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2003 |
ジャンル | 青春,コメディ |
備考 |