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タッチ・オブ・スパイス

人生は料理と同じ。深みを出すのはひとつまみのスパイス(公式サイトより)

ギリシャ映画『タッチ・オブ・スパイス』を鑑賞。
この映画の背景にはちょっとした複雑な事情がある。映画を観ただけでは判らない部分もあって、その後いろいろ調べてみた。けっきょくいちばんシンプルでわかりやすかった「あらすじ 解説 タッチ・オブ・スパイス – goo 映画」ページから抜粋。

長い間トルコの支配下にあったギリシャが独立して以来、高まる民族主義は衝突を繰り返し、今まで平和に共存していた人々が、住む土地を奪われることになった。この物語の主人公ファニスの一家のように、トルコに居住していた多くのギリシャ人が追放されたが(逆にギリシャにいたトルコ人も同じような目にあっている)、同胞であるはずのギリシャ人は彼らを暖かく迎えるどころか、見下して冷たく扱った。


主人公ファニスの一家はギリシャ人でありながら、故郷はイスタンブール(トルコ)。ギリシャ人だけれど持っている文化はトルコのもの。 でも民族が違う、宗教が違う、ということでひとくくりにされて故郷を追われることになってしまう。
いったん止めてしまったファニスの故郷への想いは、祖父の危篤で訪れたイスタンブールへの旅によって再び湧き起こる。
「料理の味を決めるスパイスが目に見えないように、大切なものはいつも目に見えない」、大好きだったおじいちゃんの言葉がよりいっそう明確なものとしてファニスの心に刻み込たような気がする。

作品データ

タイトル タッチ・オブ・スパイス
監督 タソス・ブルメティス
キャスト ジョージ・コラフェイス、タソス・バンディス、マルコス・オッセ
製作国 ギリシャ
製作年 2005
ジャンル ヒューマン
備考
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