七人の侍〔特別興行〕戦後60年企画第1弾 世界の巨匠 黒澤明(池袋・新文芸座)というのがあると知り、さっそく観に行ってきました。『七人の侍』
実はお恥ずかしながら黒澤作品はビデオでもテレビでもDVDでもこれまで1本も観たことが無く、これが初。いちおうスクリーンにこだわっていたというのもあり。
今までなかなか黒澤作品のリバイバルには巡り合えなかったものの、じっと待っていた甲斐あってとうとう鑑賞できました。

さすが誰もが認める日本が世界に誇る傑作だけあって、圧巻。
207分という長尺ながら、最初から最後までビシーっとドラマがあってドキドキとワクワクの連続。
緻密な時代考証をしたという村の風景や町の風景、農民の暮らしの様子にはリアリズムを感じ、おキレイなチャンバラが主だった時代劇の常識を翻した画期的作品であったというのもうなずける。
そしてなんといってもキャラクターの際立っていること!7人が7人とも持ち味を生かしたチームの戦いの面白さ、そこにある友情や師弟愛、どこを切り取っても見所だらけ。何度観ても違う面白さを発見できる気がする。

おそらく、テレビ画面ではここまで感激することはなかっただろうなと思うのです。スクリーンにこだわって本当によかった。

作品データ

タイトル 七人の侍
監督 黒澤明
キャスト 三船敏郎、志村喬、藤原釜足、加東大介、木村功、千秋実、宮口精二
製作国 日本
製作年 1954
ジャンル ヒューマン,アクション
備考

4件のコメント

  1. でしたら次ぎは「用心棒」ですね。
    荒れた宿場町の二つのヤクザ組織を名も知れない素浪人が知恵と、凄腕の剣術で壊滅させちゃう話です。

    これも、白黒である事を忘れますよ。
    面白過ぎて、カッコ良過ぎて。痛快です。
    小難しくなる前の黒澤映画ってホント、
    エンタテインメントだ。

    あの映画の三船は、今みたいに迷える時代に見ると、また一段と輝いてるんです。
    何に流されるでもなくあんな風に、渡世してみたいと憧れちゃいます。

    それに、若い頃の仲代が危険です。

    是非。

  2. NARIZOさん、こんにちはー。

    ・・・ヘタレなワタシは映画館の立地を理由にその後は行けてないのでした。無念。
    ということで「用心棒」、いつかあるかもしれないリバイバル上映の機会を睨みつつ、レンタルあたりでチェックしてみます。
    オススメ、サンクスです。

    >知恵と、凄腕の剣術で壊滅させちゃう
    いいですねー、こういうのスキです。

コメントは受け付けていません。