サイドウェイ

サイドウェイ 特別編ひっさびさの更新です。映画は観てはいたので10本分ぐらい書いてないのがある状態・・・。ぼちぼち書いていきたいと思ってます。
今年のアカデミー賞では脚色賞でオスカー、前評判も上々だったのでそれなりに期待して観た『サイドウェイ』。
ワインオタクで小説家志望の冴えない教師(しかも離婚の傷を未だに引きずる)マイルズと1週間後に結婚予定(プレイボーイ返上)の超お気楽主義者にして「今は昔」のTVスター・ジャックのバチェラーパーティよろしくカリフォルニアのワイナリーをめぐる旅に出る。
独身最後の「お遊び」に賭けるジャックとワインの嗜みを知ってもらおうとひたすらお得意のうんちくを傾けるマイルズ。正反対の二人の珍道中が繰り広げられる。

快楽主義で出たとこ勝負のジャックにマイルズは翻弄され、散々な目に遭いながらも「ジャックのための旅行だから」とひたすら付き合う。
二人ともそれなりな人生歩んで、夢も希望もすべて叶うわけではないと気づいてしまうお年頃。悪あがきをせずにおとなしく現実を受け止めていくべきなのだと判ってはいるし、その覚悟もできつつある。
でも、やはり認めたくない、まだやれると信じたいという気持ちもまだまだあるわけで、その人生の本道の行き詰まり感をちょっと「寄り道」(Sideway)して見つめなおすのもいいかもよ、という映画なのでした。
アメリカの屁理屈オタクおやじをやらせたらピカいちのポール・ジアマッティ、いかにも「陽気なアメリカン」トーマス・ヘイデン・チャーチ(アカデミー助演男優賞ノミネート)の迷コンビが絶妙。音楽もJazz中心のオトナ風味でなかなかよろしいです。
そして忘れてならないのがマイルズのワインうんちく語録。ワインのテイスティングの仕方、表現(ブーケとかなんとかかんとか)がちょっと笑えたり。そして観た後はきっとピノ・ノワールが飲みたくなるはず!

作品データ

タイトル サイドウェイ
監督 アレクサンダー・ペイン
キャスト ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン
製作国 アメリカ、ハンガリー
製作年 2005
ジャンル LOVE,コメディ
備考

2件のコメント

  1. 見に行かれたんですね?

    私も見ました!

    ラスト、感動しましたよね?

    どうでしたか?

  2. 最後の最後であれですもんねー、ちょっとしびれました。
    きっとオトナのほうが「沁みる」映画だと思いマス。

コメントは受け付けていません。