10年以上にわたり互いにスパイを送り込んみ、壮絶な戦いを続けてきた警察とマフィア。その戦いにも決着がついたかに見えたが、まだまだ終わってはいなかった、というのがI。
IIではその二人が如何にしてスパイになったのか、その生い立ちを絡めつつ描き、いよいよ本作(III)で今まで明かされなかった謎が解かれる。(多少ネタバレあり)
イヌ(スパイ)は二人だけじゃなかった!というところから始まり、第三の男(エリート警官のヨン)、第四の男(中国本土マフィアのボス)が登場。ヤンの死後、マフィアのスパイから警察官として生きる道を選んだラウは他の潜入マフィアを一人残らず始末する仕事に没頭するうちに精神の緊張状態がピークに達し、精神が破錠していく。
はたして正義の人となりたくて頑張った彼の捜査はとんでもない方向へ堕ちていった。
公開後の評判がイマイチだったのでそれなりの期待度で鑑賞。そのおかげで「悪くない」と思えました。
が、しかしやはり複雑すぎるストーリーで長尺なのに、あんまり必要と思えないシーンがダラダラと続いたりすたのにはゲンナリ。男ばかりの映画だから女優の見せどころを作りたかったのか?
ストーリーとしてはキレイにまとまってたかにみえた1作目も謎めいた終わり方をして奥の深さを仄めかしたは良かったけれど、唐突な新キャラ登場で最後に「気づいていなかっただろうけどここにいたよ」的に明かされても「え、そんな人いたっけ?」みたいなことになってしまっていたのが残念。最初から3部作として作ってたとかいう割にはつけたしっぽい、イメージダウンでしたよ。
でもエリート警官ヨン(レオン・ライ)はカッコよかったので良しとします。(笑