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映画『リンダ リンダ リンダ』

Free-PhotosによるPixabayからの画像

『リンダ リンダ リンダ』を鑑賞。お気に入り韓国女優ペ・ドゥナ+「ダメ男映画」ばかりを撮る山下敦弘監督のガーリィムービー!?ときたら良くも悪くも気にはなる。

題材は文化祭に軽音、そしてブルーハーツ!メンバーの怪我、そこに端を発した喧嘩、担当楽器の変更、ボーカルは韓国からの留学生。急ごしらえのバンドが本番(文化祭)にどれだけやれるのか?『ウォーターボーイズ』とか『スウィング・ガールズ』っぽいのかなぁとか思いつつ観始めた。
最初のほうのモタモタ感でちょっと不安になったものの、ペ・ドゥナ(ソン)の登場で一気に劇中へ引き込まれる!ぺたぺた歩く姿、視線、話す間合い……と、どれもが個性的でチャーミング。

特に仲が良い友達がいるわけでもないちょっと淋しい留学生ソンと、このさい誰でもいいや!と適当にソンを選んだ(それでも愛すべき)バンドメンバーたち。短気で意地っ張りで、で人一倍優しい恵(ケイ)、誰からも愛されるキャラでみんなのまとめ役の響子、マイペースでクール、でも実は音楽には一番熱いかもしれない望。「(留学生の)ソンさん」という呼び名がいつしか「ソンちゃん」に変わったとき、彼女らにかけがえのない友情が芽生えたのだな、とちょっぴり胸が熱くなった。
4人それぞれの個性が持ち味となって見せ場を作り、特に動きが読めないソンがいいスパイスとなっていて笑いを誘う。今までなかなか学校に馴染めなくて、そのキャラを発揮することができなかったソンが生き生きとしてきて嬉しくなる。

他にも屋上の中島さんやら、ブルーハーツど真ん中世代の先生(甲本雅裕さん!)やら恵の元カレやらいいキャラしてます。音楽(ブルーハーツ)を中心にするとこれだけいろいろ素顔が見えてくるもんだなぁとそういったところもなかなか興味深いモノがあり。
ソンがつけたバンド名のパーランマウムとは韓国語で「青い心=BLUE HEARTS」の意味。パーランマウムでオリジナルも出してます。

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