メリンダとメリンダ

ウディ・アレンの新作映画『メリンダとメリンダ』鑑賞。

解説

ウッディ・アレン監督の新作は、ヒロインがたどる2つの道筋=ラブ・コメ版と悲恋もの版を交互に描くラブ・ストーリー。マンハッタンのレストランにたむろする劇作家たちが「人生は悲劇か喜劇か」を議論するため、ひとりの女性を巡る2つの物語を構成していく。スタートはどちらも監督、俳優、製作者たちが集まるパーティ。そこにメリンダが登場してドラマは2つに分岐していく。メリンダ役は「ネバーランド」のラダ・ミッチェル。
2004年製作/100分/アメリカ
原題:Melinda and Melinda
配給:20世紀フォックス映画

メリンダとメリンダ : 作品情報 – 映画.com

同じシチュエーションで悲劇作家と喜劇作家が「自分ならこう書く」と思いつきで描いた二つのストーリー。ハッピーなメリンダと悲劇のヒロインなメリンダ。メリンダは同キャスト(ラダ・ミッチェル)で二つのまったく違うストーリーが展開。はたしてどちらの物語のほうが本当の人生を映し出すことが出来るのか。

劇作家が飲みながら吹っかけたお遊びらしく、悲劇のほうでもどこかコミカル。同じシチュエーションでも「ものは取りよう」とはよく言ったもので、なんでもかんでも悲観的な悲劇のメリンダに対し、あっけらかんと物事を流すハッピーメリンダ。

どちらのメリンダも正解だけれど、どちらがいいかといえばやはりハッピーなほう。どうせなら人生明るく楽しくがいいもの。

全編心地よいオトナJazzが流れ、悲劇編のメリンダの親友(クロエ・セヴィニー)の「若奥様」ファッションがとてもすてき。こういうのがやはりアレンなんだなぁ。

メリンダとメリンダ | June 25, 2005 (Japan) 6.4

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