お子様映画と知りつつも、、三池作品だし、水木トリビュートっぽいし、なんかきっとある!と若干の期待を持って。
しかし、妖怪ファンでも三池ファンでもない(でも神木くんは好き)私にはやはりお子様映画でした、それ以上でもそれ以下でもなく。
世界の平和をもたらすという正義の味方「麒麟送子」に選ばれたひ弱な小学生タダシが悪霊と妖怪の大戦争に立ち向かっていくというストーリー。
けっこう壮大な冒険活劇かと思いきや意外と浅い。もっとヒネリやら奥深いものがあると思って観ていると「え?終わり?」と若干拍子抜け。お子様向けならやむをえないのでしょうか。
とにかく水木作品でお馴染みの妖怪が豪華キャストでうじゃうじゃ出てくるのだけれど(それもウリだったはず・・・)、カメオ出演かと思うほどちょこちょことしか出てこない。メインでタダシと行動するのはごく少数。
一番不思議だったのが前半クライマックスと思えた「大天狗」のエピソード。あれだけVIP扱い(のように見えた)だった「大天狗」もアッサリと消え、その後のエピソードにはほとんど関わりないようだったのでした。なんか伏線あるかと思ってたのに。
ざっとレビューみたいのを読んでみると「妖怪ファン・三池ファン」の皆さんには概ね好評なので、ちょっとマニアックな見方もあったのでしょうが私にはわからなかったです。
とはいえ「八百万の神」ならぬ「八百万の妖怪」シーンは壮観!でした。あれはすごかったなぁ。