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映画『チャーリーとチョコレート工場』

pasja1000によるPixabayからの画像

ティム・バートン+ジョニー・デップ新作『チャーリーとチョコレート工場』を鑑賞。
一応の主役チャーリー君がいたってマトモな以外は「キモ可愛さ」が全面に押し出されたティム・バートンの真骨頂的作品。
世界で爆発的に売れているウォンカ印のチョコレート。その秘密のレシピは天才ショコラティエ、ウィリー・ウォンカによるものと言われている。あるとき、その謎多きウォンカのチョコレート工場に世界で5人の子供が招待されることになる。
毎日チョコを食べまくる食いしん坊・オーガスタス、欲しいものは何でも手に入れる大金持ちのお嬢様・ベルーカ、ありとあらゆる賞を獲ることに執念を燃やす勝ち組少女・ヴァイオレット、知的レベルは大人以上でゲームおたく・マイク、貧しいけれど家族の愛情いっぱいに育ったけなげな男の子・チャーリー。
そしていよいよチョコレート工場見学の日がやってくる。

子供たちは登場人物より若干パワーダウンした子ならそこら中にいそうな感じのいい具合にひねくれたり、いけ好かなくて憎らしさ満点。おそらくCG加工したのであろう妙につやつやした顔が人間味を無くしていて人形っぽい。ちょっと悪ノリしすぎかと思われる悪趣味な意地悪に遭わされていてもそーんなに可哀想な感じがしないギリギリのところで、逆に痛快な感じさえしてしまう。いやはや。
そんなウォンカの悪戯心に華を添えるウンパ・ルンパの歌とダンスが壮観!往年のハリウッドミュージカルを思わせる豪華さ、楽曲の素晴らしさとクォリティの高さ。しかも演じているのはディープ・ロイただ一人!
なんだか同じ顔で気持ち悪いんだけど小さくて可愛い。ダンスのシーンだけでなくウンパ・ルンパのしぐさや動きに釘付け状態。
そしてなんといっても(おそらく)嬉々として演じているであろうウィリー・ウォンカ=J・デップなわけだけれど、その無機質な表情、恐れからくる痙攣、大人になりきれない無邪気な感じ、彼以外に誰ができるのだろう?といった感じ。
バートンの前作『ビッグ・フィッシュ』ではいまいちピンとこなかったけれど、今回は見事にハマりました。あー、面白かった。

チャーリーとチョコレート工場 | September 10, 2005 (Japan) 6.7

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