日本ではとうとう劇場公開されなかった『スタスキー&ハッチ』。
ベン・スティラー+オーウェン・ウィルソンで70年代テイストたっぷりの往年の人気刑事ドラマの映画化ときたら期待しないわけはないのだけど、期待しすぎたのか(その世界を)理解しきれなかったのか、イマイチ消化不良でした。
元のドラマはかっこいいアクションと憎めないキャラで人気を博したのだろうけれど、「大真面目にバカをやる」というこの二人の芸風(?)がそうさせてしまうのか、オリジナルをおちょくっているのか、かっこいいアクションをしたいのか中途半端さが否めない。いつギャグやるのかワクワクして観ていても普通にシリアスなシーンのまま終わったり。
それでもやっぱり見た目のバランスもピッタリで息のあった二人、いつものごとくギャグのシーンではおなか抱えて笑わせてもらったし、なんだか憎めないんだなぁ。
オリジナルでも名物である覆面パトカー「赤い稲妻」のアクションシーンは往年の「ザ・アメリカンドラマ!」(「ジ」ではない)を髣髴とさせ、思わずニヤリ。
久々に観たジュリエット・ルイスが端役で出ていてちょっとビックリ。そして個人的に気に入ったのはトップ・ラップスター、スヌープ・ドッグの70年代風ヒップなファッション。味のある演技とともに超カッコイイです。
スタスキー&ハッチ
| March 5, 2004 (United States)
6.1
Director: Todd PhillipsWriter: Writers, William Blinn, Stevie Long, John O'Brien, Stars: Stars, Ben Stiller, Owen Wilson, Snoop Dogg, Summary: