材料はネットで(苛性ソーダは薬局で)さっとそろえることができたものの、意外と苦戦したのが道具。わざわざ買うほどのものではないけれど、「石けん」用に使えるものかどうかの判断が微妙で・・・。
しかし、実家や100均を駆使したり、たまたま食器屋さんで見つけたりとなんとかそろえることができました。
特に石けんのタネを攪拌するための入れものは「大ぶりの耐熱ボウル」をわざわざ買うのもなぁ(持っていたのはステンレスかプラスチック製のもの)と思っていた矢先、ずっと台所の棚の奥で眠っていたパイレックスの持ち手つき鍋の存在を思い出す。引っ張り出してみたところこれがちょうど良くてバンザーイ。
苛性ソーダをすくったり、混ぜたりするための「長めのスプーン」も実家で余っていた「かに用フォーク」(ほじほじするやつ)で代用したり。
苛性ソーダ水を注ぎいれるためのビン(これもやはり耐熱のものが理想)もなかなか探せずに苦労したけれど、たまたま食器屋さんのバーゲンで「ドレッシング用メジャーカップ」なる便利グッズを発見。
なんと1500円が210円!もちろん耐熱!目盛り付き!というラッキーなこともあり、けっこう安上がりで済んじゃいました。
本の手順どおり、苛性ソーダと水を計って混ぜ40℃まで冷まし、同じく40℃に温めたオイルと合わせ20分ぐるぐる休まず攪拌。
しかしここで大きな勘違いに気づくのでした・・・。
最低20分ぐるぐる混ぜ、その後型に流し込んで24時間寝かせる・・・とばかり思っていたら、そうではなくて「20分ぐるぐるしたあと、様子を見ながら1時間に1回ぐらい攪拌し、24時間後に型入れ」だったのです!
この時間はオイルによってまちまちなのですがオリーブオイルに関しては型入れが出来る状態になるまで24時間ぐらいはかかりますよ、ということでした。
24時間はそれなりに貼り付いていないといけないってことにその時点で気づくなんてオバカすぎなのですが、始めてしまったからには仕方ない。実は予定があったのですがキャンセルしなければだろうか・・・と焦りまくり。
しかし、かなり頑張ってネットで調べたところ、「ある程度の温度(40℃ぐらい)を保ちつつ、頑張って攪拌を続ければけん化が早まる」ということを知って実践。
湯せんで40℃を保ちつつ攪拌したところなんと5時間ぐらいで型入れできる状態になったのです。
なんせ初めてなので、これで本当のいいのか若干の不安はあったものの、それ以上やってもどんどん固まってしまいそうな勢いだったので型入れ、保温したダンボールに入れ2日間ぐらい寝かせ、さらにダンボールから出して1週間。
ようやくの型だしです。
包丁で切ってみるとなかなかどうして見た目的には上々ではないですか!?
これからまた5~6週間寝かせれば完成!はてさてちゃんと出来ているでしょうか。
実はすっかり手作りモノにはまってしまって、石けん以外も色々作ったのですがそれはまた後日アップしますです。