白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々

Sophie Scholl白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々』鑑賞。
1990年代に発見された尋問記録を軸にし、実話を忠実に再現。平和的にレジスタンス活動を行った彼らに対するスピード処刑まで。
ユダヤ迫害を憎み、自由と平和と自国を愛するごく真っ当で善良なドイツ市民である彼らの活動に恐れをなすナチスの姿が見え隠れしていたのが印象的でした。
主演のユリア・イェンチはゾフィーのさまざまなシーンでの表情(可憐な少女のようであったり、凛とした強さがあったり)の変化が見事で、またそれが大げさすぎずで好印象。そのゾフィーの普通っぽさがまたその時代の異常さを浮き彫りにしてたかのようでした。

連行・尋問・裁判がわずか5日間。劇的に、しかし静かに物語はよどみなく進み、どんでん返しも奇跡も起きない。それでも信念のために覚悟を決めたゾフィーの佇まいがあまりにもさらりとしていて、かえって心を打たれます。
あと少し時間があれば、彼女が信じた時代がやってきたのに。
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