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子供が生まれた(妊娠編)

今年の10月に子どもが生まれた。年齢的なこともあり相当難しいだろうなと心の底では思ってはいたものの、運良く授かることができた。
この年になると世の中の常みたいなことは大体わかっているつもりだけれども実際はそんなこともなく…ちょっと甘く考えていた妊娠生活について忘れないうちに残しておこうと思う。

妊娠をまわりにどう伝えたか

今どきは妊娠したことをSNSなどで報告(公表?)する人もちらほらいるけれども、「(産んでみるまでは)無事に出産までこぎつける保証などどこにもない」(=報告しておいて何かあったら気まずすぎる…)と思っていたので直接会ったり、たまたま連絡をとった人には伝えたものの、能動的に人に伝えることはしなかった。
とはいえ伝えた相手は想像以上に喜んでくれたりお祝いを言ってくれたりで、それはそれで嬉しくもあり。それで「あぁ、本当におめでたいことなんだな」と実感できた。
ちなみに妊娠がわかった時期はかなり早く、まだ体調にあらわれておらずほとんど実感がなく「ほんとかなぁ」としばらく思っていた。また、これは出産までずっとそうだったのだけど常に「無事に出てくるまでは安心できない」と思っていたので、いわゆる「お花畑」な気持ちにはなれず、ちょっと緊張状態で過ごしていたように思う。いずれ慣れちゃったけど。
とにかく初期は一番不安定な時期とのことだったので、会社に報告するには早すぎる…かといって無理も出来ず…と悩ましい状態だった。そのうち悪阻(つわり)がやってきて、どうにもならんなという感じになってきたところで会社上司に打ち明け、安定期に入ったところでプロジェクトチームのメンバーにも知らせた。
携わっているプロジェクトがちょうど運用フェーズに入っていたこともあり、体調優先ということで無理のないスケジュールを組んでもらい、休んだり早退したり病院行ったりということがストレスなくできた。なによりメンバー全員がすごく配慮してくれて仕事場ではほぼノンストレスで過ごせた。ストレスといえば自分に対して自分の仕事っぷりぐらいか(苦笑
この会社でほんとにラッキーだったと思う。

知りたいことはだいたい2chが教えてくれた

そんなわけで人並みに体調や体型がどんどん変化していくのにも対応せざるを得ない状況になっていった。自分の体調の状況などに関しては医師の書いた書籍が大いに役立った、というかそれと健診時に確認することをしていた。また実際の過ごし方や生活に関してちょっと知りたいようなことに関しては手軽な雑誌やネットを見たものの、雑誌は商売っ気がすごすぎだし、ネットは都市伝説が横行しすぎ。
そこでお世話になったのは巨大掲示板の2ちゃんねる。もちろん2ch自体は玉石混交の世界だけれどもそこは情報の取捨、自己責任と慣れでなんとかなる。なによりそこには同じ境遇の人が同じく悩んでいたり、思い切り「その手の話題」を繰り広げているのでなんとなく気が楽になった。ちなみに10ン年のROM専なので一切書き込みはしなかったけれど、とにかくいろいろ知ることはできた。ちなみに「妊娠◯週」の話題は既女板、服装食べ物その他のことは育児板で。

具体的スレをリスト

自分的に2chで拾った情報などで便利だった情報や実践したこと

その他個人的にやったこと教わったこと

安定期なんて、ラララ

いわゆる安定期に入り「よーし、今のうちにあれこれやるぞー」と意気込んでいたもののそう甘くはなく、つわり期に食欲低下と運動不足で体力がガタ落ちした上に体調が思わしくない日が続き、そうこうしているうちに無理のできない時期になってしまった。日課にしてたヨガすらできなくなり結局どこかにゆったり泊まりに行くだの食べに行くだのといったことは幻想に終わり、つねに病院まで1時間足らずで行ける範囲内で動くことを心がけた。
安定期なら大丈夫とマタ旅とか言って焚きつけているメディアもあるけれど、そんなの人による。別に病気でもないからと考えていても普通の体ではないのだということを念頭に置いておいたほうがいい。何かあったら元も子もない。
とはいえ、そうやって出かけたりあれこれしたりできる人が正直羨ましくも嫉ましくもあった。
心情的に見るのがしんどかった Facebook のお出かけ投稿や赤ちゃん投稿は非表示にしてみたり、2ch で同じような人やもっと大変な人の話などを見て自分だけじゃないんだ、むしろマシな方かも、となんとなく自分を慰めてみたり。人の不幸は蜜の味、みたいで不謹慎な感じもするけれどとにかくしんどかったのだ。あまり愚痴るのも何だしでちょっとした孤独な戦いみたいにも感じた。
とはいえ自分がそうなる前は世の妊婦さんは、とかく「キャッキャウフフ」してそうなイメージあったけれども、多かれ少なかれ人知れずこういった苦労をしている人も少なくなかったのだろうな、と改めて軽く考えててごめんなさいな気持ちに。

妊娠生活の終わりはあっけなく

そんなこんなあり、特に浮ついた気持ちになることもなく、経過だけは順調にいっていたものの痛さ辛さだけが思い出される妊娠生活だったけれど、沢山の人に励ましてもらったり支えてもらったりして無事に乗り越え、無事に出産することができた。子どもの顔を見てやっと「ちゃんとできた」とホッとした。入院前に準備すべき子どもの服やら何やらを買ったり揃えたりするのにも本当に揃えて何かあったら…と戸惑っていたほどだったので。
とにかくいろいろ救われた感じがした。ちゃんと可愛いと思えてよかった。
そして無事に生まれたものの、生まれてからがまた想像以上に大変だったがこれはまた別の機会に。

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