子どもが生まれた(保活失敗ののち成功編)

子どもが生まれて1年と4ヶ月。
先日、今年の4月からの認可園の一次選考発表があり運良く1年越しで認可保育所に内定がでた。
激戦区といわれる地域でなんとか保活を終了することができホッとした。

保活未活で見事失敗

一昨年出産前、認可園入園を目指すなら「0歳4月で入れないと」という情報は何となく持っていたものの、0歳ならなんとか入れるんじゃ?という認識で認証や認可外等もいろいろ調べていたものの認可には見劣りしてしまい申し込むに至らず。ダメだったら申し込めばいいや〜ぐらいにしか思っていなかった。
しかも妊娠中は無理はできず産前は安静必須、10月出産、11月は産後の肥立ちで身動き取れず。基本的にはそもそもちゃんと生まれてくれるか心配で保育所より体調を優先していたし、夫もそこまで大変だったとは思っていなかったように思う。
そんなこんなで12月。ろくすっぽ保活っぽいことはせずに区役所の窓口で相談しつつの申し込み。
係の方によると、例年だと0歳だったら(うちが希望していた)駅から遠いエリア中心ならば申し込める数だけ申し込んでもらえたらどこかしらに入れてるから大丈夫かも?とのことだったのでちょっと安心した。希望順位低めのちょっと遠い園でも致し方なし、そのぐらいは頑張なきゃな・・・ぐらいにしか思っていなかった。
しかしふたを開けてみたら前年より0歳申し込みが100人増えたとかで、半分も入れなかったと。うちも当然のように全滅!のんきにもうすぐ復帰だなぁと構えて何も手を打っていかったためお先真っ暗・・・。

「今さら保活」でなんとかリカバー

慌てて認証を中心に当たってみるも、時すでに遅し。「現在見学・申し込みは受け付けていません」「次年度の募集に応募してください、見学は5月以降です」「申し込めるけどすでに数百名待っている状態です」。
そんな中でも夫の勤務地にほど近いお隣の区の認証園で「即時見学OK」なところが見つかった。
すでに定員はいっぱいでさらに待機はいるものの10名ほど、翌日がその区の認可発表で、そしたらきっと減るだろうから希望はあるかも?と親切に教えてくださり、電話を切って外は雪だったけれど4ヶ月の我が子を抱っこしてそのまま慌てて見学に行くことになった。2歳までの小さな園で受付の先生も感じよく、子どもたちも挨拶をしてくれたり、いい印象だった。
通勤電車に乗せてしまうことになるけれど、なかなかいい感じの園だしとりあえず預けることができれば・・・という思いしかなかった。
同時に認可は二次選考に申し込み。窓口で区役所の方に「支給認定」をフルタイムから短時間に変更すれば、小規模保育や保育ママも申し込めるから、とその場で変更し小規模中心に申し込んだ。(しかし保育ママは4月時点では月齢が足りずに申し込めなかった。)
二次選考の結果を待つ間も認可外にもあたって何件か見学し見学できなくても申し込みした。当然のようにどこも二桁〜三桁単位での待機状態。0歳4月が一番希望が持てるはずなのにこんな状態では・・・もはやこれまでかというのが現実味を増してきて、ならば区外への引っ越しか・・・と考え始めていた。
二次選考の前日、お隣の区の認証から連絡が来た!予測通り空きがでたので順位が繰り上がったらしい。とはいえ二次選考も待ちたいことを伝えると、一日ぐらいだったら待てますよというありがたい返答。これでひとまず4月復帰は確定できて心からホッとした。
さほど期待していなかった翌日の二次選考発表ではまさかの小規模入所内定の通知!認可を除けば今まで当たってきたどの園より近く、時間的にも金銭的にも施設的にも一番理想的な園だった。今後の認可申し込みの際の加点にもなる。
すったもんだあったが結果的には認可全落ちのリカバーとしてはかなり理想的な結果になった。ちなみにこの間で3キロぐらい体重が減った。

とはいえまだ終わったわけじゃなかった

小規模保育所に預けることができたものの、そこは2歳まで。3歳時には行き場がなくなる。区外の引っ越しも視野に入れつつとりあえず3歳は認可も募集自体も少ないので認可を申し込みも引き続き。区役所の方の「5月はちょっと空き出るかもだけどそれ以降は途中入所はかなり難しい、それ以外の選択肢も考えておいてほしい」との言葉が重くのしかかる。
現状加点はつけることはできたものの、1歳4月だと「両親フルタイム+育休復帰」は横並び。そこで優位になるには兄弟がいるか、復帰時期が早くないと、とのことだった。
4月復帰の目処がたったところで職場には「なる早」で復帰したい旨を伝えた。慣らし保育期間をそれなりに取り、でもキモチ早めに復帰した。

無事復帰、子どもも順調

そんなわけで無事に4月復帰。復帰すぐは私の体調や子どもの体調に合わせて無理なく、仕事量のコントロールをしていただきとても助かった。
子どもは春先こそ発熱しがちだったが徐々に丈夫になり、1歳になる頃には「この前いつ休んだっけ?」と思うほどほとんど休まずに園に通えた。
小規模保育所はいわゆるマンションの一世帯での保育なのだが、静かな住宅地で9人の乳幼児に対して保育士3名体制で手厚い保育。病気のリスクも低く、園庭がなくとも近所に公園も多く散歩や運動には事欠かず、昼食も準備してくれて離乳食も初期からバッチリ対応。さらには大きい提携園と合同イベント盛りだくさんと、申し分がない。3歳以降の行き先さえ決まっているなら、未満児にとって小規模保育所はかなりオススメじゃないかと思う。
そんなに早くに預けて・・・という声もなくもなかったけれど、私自身が四六時中子どもの相手をするにはちょっと体力的にきついものもあり、仕事(職場)があるというのはいいメリハリになって心身ともにちょうどよかった。子どもも個室育児でいるよりは毎日外に出ていろんな子や先生と触れあえていい刺激になっているのではないかと思えている。

なんとか内定

区役所の方の言うとおり、年度途中もずっと認可の申し込み(現小規模がかなり気に入ったので大本命のみだが)は、していたものの入れるわけもなく1年が過ぎた。
昨年12月、いよいよ1歳4月の申し込み。またまた区役所の窓口の方に相談してみると復帰が早いほうなのでどこかしらには入れる希望が持てるとのこと。でも去年それでダメだったからなぁと気を引き締め、これでダメだったらもうこの区ではきっと無理だけどとりあえず今のところにあと2年行けばいいからまだ時間はある、その後引っ越しでもいいやと思うことにした。もはや入れたらラッキーぐらい。そう思わないとやってられない。
ただやっぱり、入れないとこの不安がさらに2年か・・・と思うと正直しんどかった。
それでも発表日が近づくにつれ結果が変わるわけじゃないのに落ち着かず、そわそわして待った。たぶんどこかしらには入れるだろうけど、希望は下の方だろうと予測した。
当日は普通に子どもを預けて自分は出社。あえて区役所には問い合わせず、結果を知らぬまま子どもを迎えに行き帰宅して通知を確認することにした。
結果、まさかの第一希望での内定。拍子抜けというかなんというか・・・ひとまず開放感でいっぱい。でもなんとなくこんな紙ペラ一枚の通知で何かの手違いだったりして・・・とちょっと思ってしまった。その後、保育所から改めて「入園のおしらせ」が来て、やっと実感がわいてきた。1年越しでようやく、でもあっさりと保活が終わった。
心の平穏ばんざい。