do_action Japan 2020 に参加しました

先日、do_action というチャリティハッカソンに参加。『「図書館」(仮称)リ・デザイン会議』さんのサイト作りのお手伝いをしました。

エイヤーで参加

きっかけは、このコロナ禍で周辺の人が何か行動を起こしているのを目の当たりにし、でも自分では何ができる・しているわけでもなく、少しもどかしい気持ちでいたところにこのイベントの存在を知りました。内容を見てみると「2日間、10〜17時」という5歳児の「かまってちゃん」持ちにはなかなかのハードルの高さで、簡単には参加する気持ちにはなれませんでした。

募集締め切りも近づきつつあるころ、スタッフの方が「出来上がらなくてもいい」等々の「考えていたよりハードルが低いのかも?」なアナウンスも後押しになり、さらには参加団体の中でも気になっていた『「図書館」(仮称)リ・デザイン会議』のSNS担当だけが残っており、「埋まっちゃうかも……」という焦りもあって、「エイヤー」な気持ちで申し込み。家族にはあとから報告して協力をなんとなく仰ぎ、「あとはなんとかなるさ〜」な気持ちで、念のためとSNSに関しての情報収集などを始めつつ、このへんはディレクターと相談しつつ進めればいいかなぁなとど脳内シミュレーションしたり。

ハッカソンSlackにも参加して挨拶を投稿し、当日まであと2日というところで、運営スタッフの額賀さんから突然のDMがきました。なんでも担当ディレクターさんが体調不良で参加が難しいとのことで、立花さんと2人でなんとか代行できないか?という申し出でした。

参加するだけでそこそこのハードルを感じでいたところに、ディレクターとは!あまりにも急なことで面食らったものの、団体側の人として額賀さんがいるのと、WordPressに精通している立花さんも一緒ならなんとかなるだろう!と、ちょっとだけ悩んで引き受けることにしました。

とりあえず「そもそもボランティア(無償)」「ピンチヒッターですよエクスキューズ」「中途半端でも中に額賀さんがいる」となると懸念はほぼないし、ちょっとイヤらしいけど「うまくいったら自分の手柄」で、「うまくいかなくても経験にできる」損はしません(笑)。

仕事の合間に事前準備をそれなりにしておこうと考えていたものの、実際はそんな余裕もなく、大した準備もしないまま前日の夜。額賀さんが事前ミーティングをセッティングしてくれていたので、そこからぶっつけ本番でハッカソンが始まりました。

ハッカソン開始!

前日ミーティングではほぼ全員で顔合わせ、制作側の参加者はあまり慣れていない様子だったものの、団体の方たちが積極的に意図や思いを発言してくれ、和やかな雰囲気で終了。

団体の希望としては「議事録や活動の記録の置き場が欲しい」ということ、また団体の中にWordPress熟知者の額賀さんがいたこともあり、ハッカソンでは「投稿の場を作ること」に注視し、テーマのデフォルト機能を最大限に生かして今後カスタマイズしやすくしておけば運用もしやすいのでは?と考え、とにかくインストールしてしまってあとはダッシュボードぽちぽちしてなんとなく作り、それをプロトタイプ的にしてしまってカスタマイズを加えていこうという腹積もりにし、皆さんに共有。

ミーティング後に想定しうる限りのタスクをざっとリストして各担当者に割り当て。WordPress本体の機能にかかわるところは開発者に、ビジュアルに関わるところはデザイナーに、コンテンツに関わるところはライターに。

割り当てしつつ、最低限に作ることにしてしまったので、正直参加者の方には物足りないかも?と不安になったけれど、ミーティングの感じから団体の方たちは「(データの)置き場をができること」参加者の方たちは「ハッカソンに参加して貢献するという体験」がゴールと設定、自分はそこにフォーカスして動こうと決めました。

ハッカソン本番

5月16日朝10時、開会式が終わるとZoomにいったん集合。前日作成のタスク表を共有し作業開始。

もちろん想定通りにいくわけもなく、あちこちから質問が投げられてきました。

難しさを感じたのは、タスクに対しての「解決手段」が人により想定以上にそれぞれ違っていた、ということ。

何が正解かというのはケースによりけり。自分としては今回は「手離れのよさ」「プラグインは慎重に」「あとは運用者でよしなにしてもらえる」というのを想定してのお願いのつもりでだったものの、想定外の方法で実装されていることも多く、「そういう方法もあるか!」というものもあったりで、それぞれのWordPressへの取り組み方というのは結構違うものなんだなぁと実感しました。(依頼が雑だったというのももちろんある)

参加の方も戸惑うことも多かったかもしれず、そこは反省。

そんなこんなで回り道をしながら修正しながらカタチにしていき、コンテンツについてはライティング担当の方と団体の方がたとで完成度高くテキストを練り上げてくださり、少々不格好ながら内容的にはしっかりとしたものが出来上がりました。

クロージングでは団体の代表の方が発表してくれるもの、と思い込んでいたら自分にお鉢が回ってきて少々慌てましたが、なんとか無事に終えることができました。

ハッカソンを終えて

直後の所感としてはこのTweetがすべて!なんとかやりきった感にあふれています(笑)

大概のイベントごとがそうであるように、動いてみるとなんとかなってしまうもので、一歩を踏み出すのが一番の難所なのかもしれません。

あと出しになってしまいますが、イベントに関して課題に感じたことでは、プロジェクトごとに人員の過不足があったようにも見え、また、採用テーマやサーバに関してまったくの初めてという方ばかりのチームの場合はそのキャッチアップコストがかかってしまっていたようにも思えました。(もちろんこれで経験値になる!という良さもありますが)

なのでディレクションに関しては運営側である程度準備というか握っておいて、例えばプロジェクトごとに適切そうなサーバとテーマは予め決定しておき、募集人員の構成やスキルを絞れるようにしておくとかの制約がもう少しあってもよかったのかも?と、(急にディレクションした身からしても)無責任ながら感じました。

オンライン開催という難しさもあり、自分的にはチャレンジングではありましたが「上々な経験」となりました。関わってくださった方々には感謝です。

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