いまさらながら、2004年ベストを選んでみました。
ベスト1は『エレファント』。
淡々とした作品ながら鑑賞後の衝撃が妙に心に残ってます。
物語の細かい部分はさすがに覚えてはいないけれど、ショッキングなモチーフを冷静に追いかけるカメラで撮ったありふれた日常の中の凶行。そのショットの美しさが物語の残酷さを逆に浮き彫りにしている。
監督のメッセージがまっすぐに伝わってくる、こういう作品を観ると単なる娯楽ではない映画の存在意義のようなものを感じて嬉しくなるのです。
関連記事:Zazie@Tokyo » エレファント(レビュー)
以下は次の通り。
- 殺人の追憶(レビュー)
- ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(レビュー)
- ロスト・イン・トランスレーション(レビュー)
- ベルヴィル・ランデブー (レビュー)
- ラブ・アクチュアリー(レビュー)
- 下妻物語(レビュー)
- ある日、突然。(レビュー)
- 子猫をお願い(レビュー)
- 犬猫(レビュー)
ベストには入れていなかったものの今年の収穫はなんといっても日本未公開だった過去のオタール・イオセリアーニ作品を一気に観られたこと。どの作品もユーモアとちょっと大人っぽい毒のある素敵な作品ばかりでした。(レビューのリスト)
今年いちばんの期待作はガエル・ベルシア・ベルナル主演のペドロ・アルモドヴァル監督の新作『バッド・エデュケーション』(海外公式サイト)です。春公開!
こんばんは
この『エレファント』この前、観たよ。
出来事の内容は知っていたけど、こういう形で観るとすごいよね。それに、内容と対照的に映像がすごいきれい!!
私も、結構気に入っています。
まだ観てない作品がいっぱい。このエントリを見て、さっそく「ベルヴィル・ランデブー」観てきました。よかったー! 笑えました。
My Favorites in 2004
今年もたくさん映画を観ました♪ 特に音楽ドキュメンタリーを多く観ましたね。Bluesがより身近になりました。昨年はベスト10を選んだのですが、今年はあえてやりません。どの作品…
>einさん
なんだか出来事と描き方のギャップと、そこにある種のリアルが感じられるんですよね。
あの日もただの日常だったはずなのに。
ショッキングなショットのあとのポッカリとした空が妙に説得力あって。
>小仙さん
『ベルヴィル?』はいまいち知られていないけれど、ぜひぜひ多くの人に観てほしいなぁと思っている作品です。
これ観たら『ハウル?』観る気がますます無くなってきてしまった。。。
#差し支えなければ「ベルヴィル」のエントリ、フランス映画ピープルのほうにトラックバックしていただけると嬉しいです。(‘▽’)ノ
こんばんわ。ごぶさたしてます。わたしの方も2004年のBESTを選んでみました。「殺人の追憶」と「子猫をお願い」が入ってるのはうれしいですね。この2作品はどうも他の韓国作品に比べると今一歩地味な感じですが、どちらもいい感じの作品だと思いました。「犬猫」は友人から評判を聞いているのでそのうち見たいと思ってます。ではでは。またー。
ドモドモです。
「殺人の追憶」と「子猫をお願い」は良かったですよね。というか他の韓国映画は観てないのですが、、、。
観ていたらベストに入ったかもしれない「オールド・ボーイ」はヘビィだとの評判に後込みしてしまいました。
「犬猫」も作品としてはかなり地味ですがなかなか素敵な映画です。なんとも「間」がいいです。「子猫?」とテイストは似ているかな。