『舞台よりすてきな生活』を観ました。
偏屈で子供嫌い、かつて売れっ子だったがここ数作品ではスランプに陥っている舞台脚本家「もはや若くはない怒れる若者」ピーター・マクガウェン。妻メラニーからは子供が欲しいとせがまれ、新作では子供の描写が巧く出来ずにに頭を抱え、隣家の犬が睡眠を妨げる。今までは順風満帆だったはずなのに、なにもかもがうまくいかずストレスいっぱい。
そこへ近所に足が不自由な少女が越してくる。妻は夫が子供と触れあうチャンス!とばかりに子守を買ってでた。嫌がりながらもこれも脚本の資料になりそうだからと少女と交流してみることに。
イギリス訛りで煙草が手放せない「ああいえばこういう」皮肉屋ピーター、前半は彼のイライラで観ているこちらまでイライラしそうなぐらい。イライラすればするほど自体は暗転。
そのイライラの頂点から一気に和むのが少女エイミーとの交流。足のこともあってか内気で友達もなかなか出来ないエイミー。子供との接し方がわからないピーターはついつい大人と話すように話し、皮肉のひとつも出してしまったり。エイミーはそんなピーターには容赦なく「ダメだし」をする。だんだんスムーズにコミュニケーションがとれてくると二人に友情めいたものが生まれる。消極的だったエイミーとスランプで「アタマガチガチ」になってたピーターはそれぞれの殻をうち破るかのように生き生きとしていく。
エイミーにすっかりメロメロになってしまうピーターが見どころ。いつもしかめ面で毒舌だった彼がこれ以上ない笑顔になる。
ピーターの毒舌が意外と洒脱で面白い。脚本家らしく言葉遊びしているかのよう。ピーターが乗り移ったかのようなケネス・ブラナーが余裕の演技。
作品データ
タイトル | 舞台よりすてきな生活 |
---|---|
監督 | マイケル・カレスニコ |
キャスト | ケネス・ブラナー、ロビン・ライト・ペン、リン・レッドグレーヴ、スージー・ホフリヒター |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2004 |
ジャンル | LOVE,コメディ |
備考 |
ケネス・ブレナーはいい表情してましたねぇ
そうでしたねー。最初のほうのしかめ面と後半のメロメロ具合が絶妙でした。
舞台よりすてきな生活
鑑賞はかなり前ですが、なにせ数ヶ月私情でブログを放置していましたので、今頃その間に観た作品の感想を細々とアップしているところです。
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