『カンガルー日和』(1986)に収録されていた『図書館奇譚』を書き直したもの。読む前に元のほうを引っ張り出して読み返したかったけれど見つけられないまま『ふしぎな図書館』を読んだ。
ほとんど内容は覚えていないと思ってたけれど不思議なもので、読んでいくうちに思い出す、とともにちょっとした違和感を感じる。
いろんなブックレビューにあるように、『図書館奇譚』のちょっとダークでブラックな部分が若干薄まって、もうちょっとのどかな物語になっていたのだ。ちょっとパンチが効いてないというか。
そもそもタイトルもガラっと変わってそれだけでも印象が違う、けっきょく別作品と考えた方がいいのかもしれない。
羊男といえばお馴染み佐々木マキさんのイラストも手伝って、怖いのにどこかユーモラス、言葉もやさしいので小学生でも面白く読めるんじゃないんだろうかと思った。もちろん大人目線での楽しみもあるけれど。
ともあれ全然悪くないし、これはこれでなかなかいいと思います。そしてもちろん羊男といえば「かりっと揚がったドーナツ」なわけで、ちょうど明日自由が丘にオープンというDOUGHNUT PLANTに早速行きたくなるのでした。
2件のコメント
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そうそう。別に悪くはないのだけれど、680円ぐらいだったらいいかな、と(笑)
まぁ、でも、いいのかなぁ、これで。
まぁ内容的にはアレでも、装丁が豪華だからなぁと思いました。ふかふかの本にケース付き。
まぁなんていうか全部であのお値段てことで(笑