記憶のスイッチ

昨日はJリーグ20周年のその日だった。

ちょうど私が応援するFC東京の公式戦が、まさに開幕試合をした国立競技場で行われたので行ってきた。

ミッドウィークでリーグ戦でなくナビスコカップのグループリーグ7戦のうちの6戦目。対戦相手の新潟も東京も勝ったとしても他チームの結果次第で敗退決定という微妙な試合だったものの、そこに集ったすべての人々(クラブも選手もサポーターも)が何となくお祭りモードでいい雰囲気。

試合はその20年前にここで観戦していたというベテラン石川選手と物心着いた時からJリーグがあったという三田選手のプロ初ゴールの2得点で東京の勝利。2人とも格別に嬉しそうなのが印象的だった。ああ、楽しかった。

そんなこんなでTwitterやFacebookなどでいろんな人がこぞって「20年前は~」などとやっているわけだが、自分はと言えば20年前はサッカーはルールはわかるので観るとなったらそれなりに楽しめるが、Jリーグは対して気にして観てはいなかった。それより世の中の人が急に「サッカー好きでござい」ってなってる風潮を「変なの」って思いながら覚めた目で眺めていたぐらい。

それでも、そのころ何やってたっけ・・・?とは思って記憶をたどってみる。90年代前半といえば、渋谷系・ギターポップに、ミニシアター花盛りで60年代風・70年代風ファッションやカルチャーがリバイバル的にもてはやされており、夢中になって追っかけていたのだった。

これが学生だったりすると、学年自体がその「とっかかり=スイッチ」になる最たるもののだろう。※もちろん変わった学年遍歴をお持ちの人がいたりもするのでその限りではないけれど、たいがいの一般的日本人という意味で。

けれども、社会人になって初年度はともかく、それ以降になると転職でもしない限りあまり「スイッチ」にはならない気がする。結局そのころに夢中になっていたものを「スイッチ」にして数珠つなぎにいろいろ思い出すものなのだなぁと。

音楽だったら思い出深いアルバムが出たころだったり、映画だったら好きだったあの作品が上映されていたころだったり、Jのサポーターだったら誰が監督だった、どの選手が躍動してた、試合のエピソードだったり。まぁ、それでいうと仕事もそういうものの中に入るかもしれない。

そのみんなの思い出エピソードがまさにそんな感じで、そのころのそれぞれの人がどういう風だったかが知れて興味深い。同じころ、同じようなものが好きだったんだー!みたいな新たな発見があるとまた嬉しかったり。

ひとくくりに20年前といっても人に歴史ありだ。

そういえば、5/27にはこのブログでも使っているWordPressが10周年。そういえばここを始めてから9年も経っていたことになる。びっくり。確かバージョンは1.2だった。

飛びつく思考、検証できる思考

ファスト&スロー (上)

 

FacebookやTwitterでチェーンメールのようにシェアされまくるちょっといい話をたまに見かける。この手の話にはたいがいそれっぽいコメントがついていて、すぐさま反応して「すごいすごい」とさらにシェアする人もかなり多い。とはいえ、この手の話はデマであることが結構多くて(「イイ話デマ」というらしい)、慣れてしまった(?)人によるとそういうのを見ただけでこれはアヤシイと思い、スルーするか自分なりに検証して「デマだ」と特定できたら、「デマみたいだよ」というコメントとその根拠になるソースをつけて再シェアしたりする。

私もどちらかというと後者で、もともと騒がれているものに飛びつくタイプではないのもあるが、自分の直接の知り合いがあまりにも信じ切って拡散しているのを見るとさすがに興味が出て検証し、実害まではいかなくてもそれに近しいような「よろしくない状態かも」と思ったときにそっと当人に伝えたり、自分でソースをつけて出すなどをすることもある。最近はこのサイクルが早くてちょっと遠巻きに見ていると誰かがすぐ検証し収束…ということのほうが多いけれど。

このような「すぐに飛びつく思考、検証できる思考」について、今ちょうど読んでいる『ファスト&スロー 上』という本で語られていて、面白い。

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